ロミロミとは、「揉む・揉みほぐす・手のひらから伝わる愛情」の意味を持つハワイ語です。その歴史は古く、ハワイに西洋文化が上陸する以前から伝わるハワイの伝統的なハワイアン・ヒーリングアートです。
ハワイ全土では、一握りのクプナ(長老)がハーブを育て、ホオポノポノ(正しい考え、許し)を学びながら静かな人生を送り、アロハ(愛)を限られたオハナヌイ(家族)に伝えてきました。その中の、わずかなカフカ(マスター)が自らの家で静かに、彼らのヒーリング技法(ロミロミ)を施し伝えてきましたが、そのほとんどが口伝のみで伝達にすぎませんでした。
現在は、ハワイ島のアンティ・マーガレット・マチャドLM(有資格マッサージセラピスト)の弟子が教えるスクールが一番多く、日本に入っている多くがこの流派に当たります。また、マウイ島のカルア・カイアフナに住むブラさんなどが教えている「ルア・ロミロミ」があります。その他、「ハワイアン・シャーマニズム」があり、カウアイ島のアブラハム・カワイとサージ・キングが教えています。
ロミロミは、身体・心・魂のマナ(生命力)に働きかける古代ハワイの概念が根底にあり、さまざまなスタイルが存在します。